【圧力機能比較】電気圧力鍋を圧力機能で比較してみました。

「電気圧力鍋」は圧力調理以外にもいろいろな調理方法が可能ですが、どの機能に一番力を入れているかはメーカーによって様々です。

商品によっては、他の機能(低温調理や無水調理)を重視していて圧力調理はお飾り程度のものも正直あります。

なので、「圧力鍋だったらどれでも大丈夫でしょ」と言わずに、購入前にちゃんと確認しましょう。

この記事では、日本国内で購入できる主要な電気圧力鍋の“圧力機能”について調べて一覧にしました。

結論としては、

  • 圧力が強い方がいい→シロカ「SP-4D151」「SP-4D131
  • 圧力を細かく設定したい→コイズミ「KSC-4501」「KSC-3501
  • 圧力には特にこだわりがない→サイズや容量・機能で選ぶ

になると思います。

目次

電気圧力鍋の圧力機能の一覧

※表は横にスクロールします。項目ごとに並び替えも出来ます

製品名      圧力調整  圧力レベル  
象印
煮込み自慢(1.5L)
2段階
(一定/可変)
一定:1.2気圧
(0kPa)
可変:1.0~1.2気圧
(20.3kPa)
インスタントポット
Duo mini (3.0L)
Nova plus (6.0L)
2段階40~50kPa
70~80kPa
パナソニック
SR-MP300(3.0L)
1段階のみ70kPa(最大圧力)
アイリスオーヤマ
KPC-MA2(2.2L)
PC-MA2(2.2L)
KPC-EMA3(3.0L)
PC-EMA3(3.0L)
1段階のみ70kPa(最大圧力)
シロカ 
SP-4D151(4.0L)
SP-4D131(4.0L)
1段階のみ90kPa(最大圧力)
シロカ 
SP-D131(2.0L)
1段階のみ70kPa(最大圧力)
ティファール
クックフォーミー
エクスプレス
CY8521JP(6.0L)
1段階のみ70kPa(最大圧力)
ティファール
ラクラ・クッカー
コンパクト 電気圧力鍋
CY3501JP
1段階のみ70kPa(最大圧力)
コイズミ
KSC-4501 (3.0L)※新型
KSC-3501 (2.5L)※旧型
5段階70kPa(最大圧力)

圧力調理の仕組みと選ぶポイント

圧力鍋とは、大気圧以上の圧力をかけることで、通常よりも高い温度で食材を調理することができる鍋のことです。

電気圧力鍋で有名なワンダーシェフの公式サイトでは電気圧力鍋の仕組みについて、このように説明していました。

調理時間を大幅短縮

通常、水は100度で沸騰しますが、富士山の頂上では約83度で沸騰してしまいます。
つまりそれは、83度以上にならないということなので、それ以上の高温での料理が出来ません。

これは気圧が関係しています。
気圧の低い富士山頂のようなところでは、水の沸点が下がってしまうのです。

では反対に、気圧の高いところだとどうなるのでしょうか?

実は逆に沸点が上がるのです。

その原理を使ったのが圧力鍋です。

圧力鍋は、調理中もふたを密封することによって鍋の中の圧力を上げ、沸点を上げて高温で調理することが出来る鍋なのです。

ワンダーシェフ | 圧力鍋 | 圧力鍋とは

つまり、圧力鍋は鍋の中の圧力を上げ、水を沸騰しにくくすることで普通の鍋よりも高温で調理することが可能にしているのです。

圧力が強ければ強いほど、鍋の中の温度も上がります。
通常よりも高温で煮込めるようになるので、素材に味が染み込みやすくなったり、食材が早く柔らかくなります。そのため「高圧力=時短」を謳っている製品もあります。

圧力調整は必要?

電気圧力鍋の中には手動で圧力の調整ができるものがあります。

これは

  • 火の通りにくい食材は圧力を強くして、短時間で仕上げる
  • 崩れやすい食材の場合は圧を弱くして、煮崩れ防止
  • 魚の骨もホロホロにしたいから、圧力を強めに設定

といったメリットがあります。

食材や自分の好みに応じて適切な加圧ができるので、料理の腕をワンランク上げてくれます!

『自分で圧力を調整するのは面倒…』という方には、圧力を自動調整してくれる製品もあります。

たとえば象印の「煮込み自慢は、メニューを選ぶと自動で加圧と減圧を繰り返すことで味が染み込みやすくなり、煮くずれも防げます。

圧力の強さは?(70kPa前後が一般的)

電気圧力鍋の圧力は70kPa前後が一般的です。この圧力表記はだいたい「最大圧力」を指します。

また、圧力調整は手動で出来ない製品が最も多いと思います。

しかし、中には圧力調整が5段階から出来る製品があったり、最大圧力が90kPaも出る製品もあります。

圧力レベルが違うと、加圧にかかる時間や最適な食材が変わってきます。

例えば、弱い圧力レベルであれば、食材の歯ごたえを残したり、煮崩れを少なくすることができます。

一方強い圧力レベルであれば、野菜を早くやわらかくしたり魚の骨までやわらかくできます。

圧力が強い=時短になるとは限らない

圧力が強いと、その分沸騰した際の鍋の中の温度も高くなるので、熱する時間=“加圧時間”を時短できます

ここでのポイントは、短くなるのは「加圧時間」ということ。

圧力調理には「減圧時間」という、加圧が終わった後に圧力が下がるまで待つ時間が存在します。圧力が強いの製品の方が、この「減圧時間」は長くなります。

そのため、調理全体で見たときには、90kPaの製品よりも70kPaの製品の方が時間が短かかった!という可能性はあります。

 圧力調理にかかる時間は「設定時間(加圧時間)」+「20~60分」 

どの電気圧力鍋も同じですが、実際の調理時間は「設定時間」よりも長くなります。

「設定時間」は、鍋の中の圧力が上がってからの調理時間を示しています。圧力が上がるまでの時間や蒸らし時間は、分量が多いほど長くなります。

ただ、ブロック肉などの通常の鍋で何時間もコトコトするような食材では、高圧力の電気圧力鍋の方がトータルの料理時間も短くなると思います。

製品別の圧力調理機能の特徴

電気圧力鍋は製品によって圧力の強さや手動調整の有無などが異なります。

各製品の圧力機能の特徴を説明していきます。

象印は圧力の強さよりも味重視

製品名    圧力調整  圧力レベル   
象印
煮込み自慢(1.5L)
2段階
(一定/可変)
一定:1.2気圧
(0kPa)
可変:1.0~1.2気圧
(20.3kPa)

象印の「煮込み自慢(1.5L)」は自動で気圧を調整する可変圧力という方式を採っています。

「可変圧力」とは1.0~1.2気圧を繰り返すことによって対流を引き起こし、だし汁などに浸かってない部分まで味をしみこませる技術です。

圧力の強さですが、煮込み自慢では1.0気圧/1.2気圧となっています。これは他の電気圧力鍋と同じ単位(kPa)に直すと

1.0気圧:大気圧と同じ=0kPa 
1.2気圧:20.3kPa

となるのですが他メーカーと比べて「あれ?低すぎない?」と気になったので問い合わせしてみました。

ひよこのアイコン画像ひよこ

1.0気圧の時は、圧力はかかっていないのでしょうか?

   のアイコン画像   

その通りです。大気圏と同じなので、圧力はかかってない状態です。

ひよこのアイコン画像ひよこ

最高圧力が1.2気圧ということは、最高約20kPaしか圧力はかからないのでしょうか?

   のアイコン画像   

そうなんです。なので一般的な圧力なべと比べると、かかる圧力は少なくなります。

ひよこのアイコン画像ひよこ

他の電気圧力鍋は70kPaなのに、最高20kPaとなるとかなり圧力は弱いなあ…。

ひよこのアイコン画像ひよこ

ということは、圧力が足りなくて食材が柔らかくならないかも…!?

ということで口コミを調べてみましたが、「圧力が足りない」という口コミは特にありません。
むしろ仕上がりの味を大絶賛している人が多いので、逆に加圧が穏やかな分食材がボロボロになったりはしないのかも。

ただ、他の電気圧力鍋より時短効果は薄いと思います。

象印の「煮込み自慢(1.5L)」は「時短じゃなくても良い」「味重視」という方におすすめできそうです。

\「低温調理」「無水調理」など様々な調理が可能で、予約調理メニューも豊富/

象印の「煮込み自慢」について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。

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圧力レベルを細かく設定したいならコイズミ

製品名   圧力調整圧力レベル 
コイズミ
KSC-4501 (3.0L)※新型
KSC-3501 (2.5L)※旧型
5段階70kPa
(最大圧力)

コイズミの電気圧力鍋は、圧力を5段階で調整することができます。

圧力は最大でも70kPaなので他の電気圧力鍋と変わりませんが、「煮崩れを防ぎたい」「少しだけ圧力かけて、食材を柔らかくしたい」という用途で使うことができます。

コイズミの公式レシピでは、加圧がいらない料理(ローストビーフ、根菜のピクルス、ラタトゥイユ、チーズケーキ、など)でも低レベルの圧力を加えるレシピになっています。

他メーカーの電気圧力鍋にも2~3段階の圧力切り替えはありますが、ここまで細かい調整ができるのはコイズミだけです。

\圧力調理メインでとにかく安い/

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最大圧力が最も強いのはシロカの90kPa

製品名圧力調整圧力レベル
シロカ 
SP-4D151(4.0L)
SP-4D131(4.0L)
1段階のみ90kPa(最大圧力)
シロカ 
SP-D131(2.0L)
1段階のみ70kPa(最大圧力)

シロカのSP-4D151(スロー調理あり)とSP-4D131(スロー調理なし)の最高圧力は90kPaです。
※この2機種以外は60kPa~70kPaです。

これは主要な電気圧力鍋の中では最高クラスの圧力です。

圧力が強いと調理温度も高くなるので、食材を熱する時間=“加圧時間”を短くすることができます

ブロック肉などの何時間もコトコトするような食材では特に時短効果が期待できます。

しかし火が通りやすい食材ではあまり高圧力の効果を感じられないかもしれません。
高圧力だと減圧にも時間がかかるので、トータルの調理時間(加圧+減圧)では70kPaの製品とあまり変わらない場合もあります。(料理によります)

また、圧力は90kPa固定なので、煮崩れしやすい食材にも同じ高圧力がかかってしまいます。加圧時間を短くするなどの工夫が必要です。

シロカの電気圧力鍋は「圧力はできるだけ強い方がいい!」という強いこだわりのある方におすすめです。

\高圧力&大容量&低価格が魅力/

シロカの電気圧力鍋について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

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その他の電気圧力鍋

製品名圧力調整圧力レベル
インスタントポット
Duo mini (3.0L)
Nova plus (6.0L)
2段階40~50kPa
70~80kPa
パナソニック
SR-MP300(3.0L)
1段階のみ70kPa
(最大圧力)
アイリスオーヤマ
KPC-MA2(2.2L)
PC-MA2(2.2L)
KPC-EMA3(3.0L)
PC-EMA3(3.0L)
1段階のみ70kPa
(最大圧力)
ティファール
クックフォーミー
エクスプレス
CY8521JP(6.0L)
1段階のみ70kPa
(最大圧力)
ティファール
ラクラ・クッカー
コンパクト 電気圧力鍋
CY3501JP
1段階のみ70kPa
(最大圧力)

その他のほとんど製品は最高圧力が70kPaです。
個人的には、最高圧力が70kPaあれば不便に感じることはあまりないと思います。

私が愛用しているインスタントポットも最高圧力は70kPaですが、圧力が弱いと感じたことはありません。
ただ、サバの味噌煮を作るときなんかは、レシピ通りに作ると骨までホロホロとはいきません。(調理時間が短いのかも…?)

「とりあえず圧力調理が出来さえすればOK。そこまで強いこだわりはないかも。」という人は、サイズ・容量や機能から、より自分の生活に合った製品を選ぶのがおすすめです。

電気圧力鍋の圧力機能比較まとめ

電気圧力鍋の圧力機能を比較し、それぞれの製品がどんな人におすすめかをまとめてみました。

  • どんな魚も骨まで柔らかくしたい!
  • 圧力はできるだけ強い方がいい!

→最高圧力90kPaと高圧力なシロカ「SP-4D151」「SP-4D131

  • 時間はかかってもいいから仕上がりと味重視
  • 煮崩れは絶対に防ぎたい

→最高圧力約20kPa。おだやかな加圧ができる象印「煮込み自慢(1.5L)

  • 圧力を細かく設定したい
  • 弱めの圧力で調理したい

→圧力を5段階から調整できるコイズミ「KSC-4501」「KSC-3501

  • 圧力には特にこだわりがない

→最高圧力が70kPaあれば十分。圧力以外の、サイズや容量・機能で自分に合った製品を選んでみてください。

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